One Japan Vol.5 に参加した
縁あって、One Japan Vol.5に参加してきました。
One Japanは有志活動であり、発言内容は個人的な意見です。(&メモした内容で作成していますので、一部脚色等あるかもしれませんがご了承下さい)
また現在の上司が嫌だとかそういったことは無く、会社を良くしていきた、働き手が楽しいと思えるためにはどうすれば良いのか知識、選択肢を増やしたく参加しています。
層々たる皆さんが、丁寧に準備を頂き、限りある時間で沢山の事を伝えてくれました。稚拙な文章で大変恐縮ですが、伝えて頂いたことを忘れないよう、私の胸に残った言葉をここに残しておきます。
オープニング 「大企業の打破」 Panasonic 濱松誠さん
One Japanの発起人。以下記事にありますが、大企業の中でベンチャー以上のイノベーションが起こせていない、人という限りないリソースがあるにも関わらず、そのことによって組織の壁、諦めることが多いことに悔しさを持っている方。以下私が印象に残った濵松さんの言葉です。
- 昨今「大企業」という言葉は良い印象では無く、寧ろ動きが遅い、組織が堅くやりたいことができない、という悪い印象になっている。
- みなさん会社辞めないんですよね?辞めないなら、自分たちで大企業の風土を良くしていきましょうよ。
- 個では変えにくい。有志団体、仲間となら変えていける。(その力が継続できる)
- 空気を読むから、空気をつくる人に。
- コレクティブ・インパクトを起こそう!組織を超えた共創を起こそう!
空気を作るという感覚をもっておらず、いつも空気を読んでばかりの私。意識を変える必要があると思いました。
コレクティブ・インパクトというのも恥ずかしながら初めて知る言葉でした。会の最後に実践されている発表もあり、言葉だけじゃないに感銘を受けました。
基調講演①「働くを、問い直す」 経済産業省 産業人材政策室長 参事官 伊藤 禎則さん
経産省の人材政策の責任者で政府「働き方改革実行計画」の策定に関わる方。
- 今の世、企業の価値、競争力の源泉は資金では無くなっている。人材。人が企業価値、競争力の源泉である。
- 職務の無限定性。人に対して仕事が着く形(仕事に対して人が着くのでは無い)。
世界的に珍しい。良い面もあるが、労働時間が長くなる傾向を生んでいる。 - 女性の社会進出、子育て、介護の必要性。さまざまな状況を鑑みて、労働時間の是正は必要になってきている。
- 労組がOKを出せば現状は長時間働けてしまう。来年以降変わり、できなくなる。
- 効率化が求められ、イノベーションが必要になる。トランスフォーメーション(変わっていく)力も必要。
- 労働時間外に、他企業の業務に協力できるようルール変更を行うよう提案中。
- 昭和の時代は働き方はすごろくのように一つ一つこなす事で上手くいくようなこともあったが、現代はポケモンGO。自分の持ち札を増やす。自分のGPSをもって働くことが求められる。
- 働く人が会社に何を求めるか、会社が働く人に何を求めているかが変わってきた。
- The Ten Faces of Innovation という本の中でイノベーションを起こす10タイプの人材について紹介がある。私は3つ目「花粉の運び手:外の世界に出て行って、自ら異なる要素のモノを繋いで、自分のところにもって帰って受粉できる人」が重要だと思う。今日650人、全員が受粉できれば、日本の企業は変わっていける。たこつぼ(英語でサイロ)を壊せそう。
-
働く人が変わらないと企業は変わらない。企業が変わらないと日本は変わらない。
最後の一言が印象的でした。印象的であるということは、まだその意識がなかったということで、自分の当事者意識が足りて無いことを考えさせられました。
花粉の運び手。私もその一人として少しずつ大きな実を宿していきたいと思いました。
「The Ten Faces of Innovation」も気になりました。今度読んでみます。
基調講演②「働き方の未来を考える」 東京大学大学院 経済学研究科 教授 柳川 範之さん
「40歳定年制」「40歳からの会社に頼らない働き方」「東大教授が教える独学勉強法」等々の著者であり、リカレント学習、兼業、副業の必要性を前々から提唱されている方。
- 5年以上前、兼業副業について話をしたりしてきたが、反応はなかった。
- 少しずつ言いつづけることで変わってくる。すぐには変わらない。続けていると大きな(エクスポネンシャルに)変化が起きる。1人で変える難しいが、ミュータントと呼ばれる少人数で変える事ができる。
- 技術的革新は企業のあり方を変える。20年後ほとんどの企業は残らないだろう。
- 変化が激し時代、会社はつぶれていく(M&Aもある)。働く人がダメになる訳では無い。プロジェクトが終わった。別なところで始まる。という状況である。
- 会社はプロジェクト方になってきている。(ニーズがあればプロジェクト(会社)は存続するが、終われば会社は不要。今は長いニーズが無くなってきている)
- 色んなことが求められる、やる必要がある環境になってきている。
- 将来的には、複数の企業、複数の国を跨いで働くようになると考える。
- 時代は一人一企業。
- ただ一人で行動してはいけない。人的ネットワークが決定的に重要。(前は会社というネットワークだけで良かった)多様化している現在はそうではない。
- 自分が何のネットワークにいるか意識して欲しい。
- 現在は 会社<人的ネットワーク。(昔は会社>人的ネットワークだった)
- ネットワークを張っていることで、リスク分散、多用な目的ができる。
企業と働く人の関係性について、私が考えられていない視点をもらいました。その後柳さんと会話する中で、バーチャル起業してみると、学ぶことが多いよ。といアドバイスをもらいました。
自分達だったら何ができるか、何が課題で、どう解決すればやっていけるかを考える。本当に起業しなくても、視点が広がるよ。ということです。
一緒に参加していた同僚にその内容を話すと、オランダなどの欧米では税金対策の一貫を含めて個人起業(副業)が実施されているそうです。
今度親しい同僚メンバーと考えてみようと思います(目指せ起業かな)
働くを問う、問い直す 石川さん
健康についての論文が、TVのメディアでも活躍されている方。
- 20代に飲み屋でおじちゃんに言われた。ハードワーク。ロングワークではない。勇気のある、質の高い仕事をすること。ブランディング
- 若い頃、経験、知識、ネットワークが何もない頃、2つの要素が重要だと思った。
- 2つの要素とは可愛げと、大物感。2つは一見矛盾しているけど、両方が必要。
- 男社会でどうしたら可愛いげがもてるのか勉強するのに、ガールズバーでメチャもてる女の子として有名な娘を見に行った。2つのコメントが素晴らしいと思った。
- 1つ目は、初めて理論。「えー初めて。初めて聞きましたー」
- 2つ目は、「どうしたらあなたみたいになれますか?」
- →めちゃくちゃ俺のこと分かってるな、になる
- コトラー教授にも効いた。フロリダまで読んでもらって、世界中で使えると確信した。
- 大物感は、今の時代がどうなっているか、これからの時代はどうなっているかを語れることができるかで出すことができる。また人と同じようなことを言っていてはダメ、自分で考えたモノを言える必要がある。
- ブランディングしていくには、圧倒的成果と、他分野での知名度が必要だと考える。
- 圧倒的成果と、他分野の知名度の矛盾するようだが、どちらも必要。どっちかだけだと固まってしまう。
- 3つの仕事のバランスを取っていくことが必要。
- じゃあ問い直すとどうか、昔は工業的生産方法で定型化しやすかった。現在は知的生産性方式で定型化しにくい。考えるとは何か、を考える。WhatからHowへ、出来ない人は出来ない。
- Panasonic大島さん、1900の特許。5000億円以上の利益を産み出した。
- 非定型した一人の考えから、定型化したみんなで考える、DeepThinkだZをしよう!
人との接し方のHow To、ブランディングの考え方について、笑いを交えながら、入れてもらいました。Deep thinkingだZ!が言いやすい(使いたくなる)フレーズでその後の討議の中でも度々使われました(^^)
パネルディスカッション
見る働き方改革について、ディスカッションを通して経営からみた考え方を習得させてもらいました。
働き改革を行った背景は?
天:優秀な人材を取りたい、確保しておきたい。多様化する人の個性を活かす。石垣を作るように。
メンバーにベストを活かしてもらい強くなっていった。
改革という言葉には違和感がある。私はいま言ったようなことを実現しただけ。改革したい本質的な狙いは何だろう、ということを考えて欲しい。いま気持ちいいなら不要だよね。
岩:グローバル化を進めていく中で、必然として変える必要が出てきた。海外で働くある日、同僚に「遅くまで働くが好きなのか?」と聞かれた。彼らにプレッシャーになってしまっていたかもしれない、彼らが働きやすくしたく、遅くまで働くのをやめた。
山:働き方How toをしてきた。兼業解禁したのは、薬品会社にくる人材が保守的な人が多い。
大手に負けてしまう状況。薬剤だけでなく、いま主力は化粧品や食品、チャレンジしなくてはならなかった。強いコーポレートガバナンスが必要だと思い。「兼業解禁」を掲げた。
天:改善しないならはチームみんなでやめるぞ、そういう提案をすればいいこと。自分達が変わっていかなければ、会社は変えられない。育児休暇制度があるなら今試しに使うべき。あとから意見求められるし、人事になれる可能性だって広がるんじゃないか?
何のためか、狙いが重要ということですね。
岩:自分達の権限や能力にキャップしてないか。不満はあるけど困ってない。というようなことはないか。人事の状況をオープンにしたらみんながみんなの顔色をみるようになった。
天:6人中、5にんが育休することもあった。人も補充したけど、タスクを分割していって他の部でも協力できるようにしていった結果効率化ができた部分があった。よくないマネジメントを押し付けるような場合はレッドカードを出す。私たちのライバルはマイクロソフト、Google。それに勝つために企業を強くする必要があって優秀な人材が必要。サイボーズ、武田、ロード、マネジメント/働き方はそれぞれ違うでよい。大きく見て良くしてこう、ということが重要。
「やらなければならない」が多い。「やってかなくてはならないこと」にしないと
岩:一人のボスが数人を評価する、はリスク高く、5,6人で一人の評価をするのがリスクが低く正しい評価ができるのは誰でも分かる。イノベーション、ダイバーシティを受け入れる、受け入れてもプロダクテビティはさがならない。自分の力をアンダーステイトメントしないこと!
定時後に会議をセッティングされて、子供を迎えにいくのができないと言われた。それをおかしいと注意できないことで、誰かを傷つけているかもと気づいて欲しい。
Q:会社の手段、ビジョンを浸透させていく方法は?
岩:ボトム中心に聞いていく世界中のマネジメント300人を集め時間をかけtえ聞く。
天:異議申し立てOK.決定するのは私。会議の議事録など全てオープンにして回す。
山:常に変える。
Q:ポジション等級、給与体制についてどう考えているか?
山:わざとふわっとさせている。正直言うと、一括採用、給与一律かをやめたい。大企業は新人をとっちゃダメ。中小企業で技術、知識をつけてもらって、実力主義の採用を行っていく方向にしたい。副業許可にしてから風土は変わったということはよりも東日本大震災で、5,6人をボランティアで社員を出してからの方が変わったと思う。社会と向き合いたいと考えるようになってきた。
Q:マネジメント層に向かう勇気をもつには
天:自分の社員は自分の市場価値(給料)はこんぐらいある、などで交渉してくる、率先垂範、リーダーがやる、自分がやることが重要、今は人手不足、よい人材は誰か募集している。
みんなが働きやすい文化にしていきなさい!
働くを問う 島田
働くを問えていますか?働くは生きる。人生って何?私は4つのきを見るける旅をすることだと思ってます。
- 元気
- 刺激 受けているだけじゃダメ。与える。
- 気付き 考えているだけじゃダメ。感じる
- 本気 唯一人から貰えない
あなたは何者ですが?自分とは何者と知ること
自分だけの価値、自分は唯一無二のもの、同じ経験をした非とはいない、自分だけの力を発揮して欲しい。
ピョートルさん
幸せってなに?バランスを取れていますか?Give and Take世界が何をもたらされたか、世界に何をもたらしたか?
私は社会インパクトを2050年までに起こしたく、誰でも事故実現できる世界にしたい。
UNICORNとよばれる起業が233社あるが、日本はメルカリの1社である。
Aiben,Uberなど厳しいと言われる業界に、一見するとおろかなアイデアで挑戦している、
IT、クラウドを利用し自動化を行うことで、価値を産み出すことに成功している。
弱さを語れるコミュニティーをつくって欲しい 宇田川さん
分かっていること、を実践する、というのは大きな壁がある。そいうったことはあるかも知れないが、答え合わせや、あっちに正解があるといった考えで歩き回るのは辞めた方がいい。
誰かを支えることを実施してみないか、答えは自分達の中にある。
JINS
集中するのに、適度なリラックスと適度な緊張感が必要。緊張感を生むのに暗さがあるとよい。神社がちょうど同じ環境である。
眼鏡にセンサーがあって、まばたきの数で集中できているかを判断する、
集中できる場をつくって、自分達の生産性をあげる活動に繋げている、自分の人生に集中しよう。
藤本さん
働き方を選択できる社会になってきた。お母さんの働き方をよくする活動のなかで、特別な制度になることに違和感があり、全てのひとに提供したくなった。
ストーリーアワード プロダクトを産み出すにあたるストーリーが参考になる、知りたいと思い、表彰するイベントを初めた。
自動で投資を行うようなサービスが必要だと思い、Googleの仲間に相談しながら進めてみた。COOは最初反対していたが、今は一番のサポーターである。そういった関係が面白いと思う。
平日の昼間にイベントをやる、その意味は仕事として来てもらいたいから。働くことを定義する、生きる、そして
ハピュキャリ代表
いつのまにかHいーローというのを実施していきたい。最高級じゃなくていいけど、ちょっとの贅沢はしたく、バランス良く楽しみたいという感覚、自分の一時間の価値を最大限にしたい。
オンリーワンになるのが良いと感じて、○○なのに社長。というのを目指していた。
好きなものをすきなだけとれるビゥッフェキャリアを実現したい。1weekの時間をアロケーションしている。彼氏にあてる時間も必要なだけ割り当ててる、一週間のうちどれだけ、と考えると少ない時間ではない。キャリアを考えて、自ずとアロケーションが必要なはずだよ。